施術に何を求めるのか?どう生きたいのか?

 

マッサージ学校クラスメイトの質問から

以前、オーストラリアのマッサージ職業訓練学校に通っていました。

クラスメイトが先生にこんな質問をしました。

彼女は既にファミリービジネスとして、オーストラリアでマッサージ店を経営しています(マッサージ資格がなくても、オーストラリアではマッサージ店が営めます。ただし、保険は使えない。日本と同じ感じですね)。

 

いつになったら良くなるのか?

「毎週、来店している警察官の腰痛が良くならない。毎週、マッサージをしているのに!

いつになったら腰痛は良くなるのかしら? 私はこれからどうしたらいいの?」

先生がその件に関してお話をしました。

先生の話を聞いていて、私も同じ意見だなと思いました。

 

それは、その警察官が同じ仕事の仕方をしている限り、変わらない。

週に一回の施術で、そのときどきは楽にはなるだろうけれど、腰の警棒や拳銃はいつまでも重いでしょうし、寒い日、暑い日の立ちっぱなしの仕事の日もあるかもしれない。

それはただ、その時の痛みや不快を緩和することは可能で、それで彼は仕事を続けていくことはできるかもしれないけれど、それはメンテナンスや現状維持に過ぎないということ。

 

どういう生き方をしたいのか?

それを良しとするか? もっと良くなりたいのか?

 

そこで変わってきます。

痛みレベル8で来院⇒マッサージをした⇒あー、楽になった⇒痛みレベル2になった⇒また普段の仕事をする⇒今度は痛みレベル6だった⇒施術⇒レベル2になった⇒仕事⇒レベル7で来院⇒レベル1になった⇒仕事⇒レベル5で来院⇒レベル2になった……

その繰り返しになります。

 

痛みが発生するような仕事を変わらずにしていれば、そのまま変わらないのは当然です。

それで良いという人もいます。

例えば、逆立ちしながらでないと絵が描けない巨匠の画家さんが居たとします。

逆立ちで一番良い絵が描けるならば、それは変えるべきではないです。

 

常に世界に挑む柔道家がいたとします。

「柔道で身体が痛くなるのだから、柔道はやめてください」

と、私は言いません。

それが本人の人生の最高の決断ならば、やりたいことをやったらいいのです。

 

先述の警察官も、その腰痛が出てしまうスタイルが仕事で最高の能力が発揮できるならば、変える必要はないです。

 

でも、もしそれでは年を取った時に、腰がどうなってしまうかということを考えるならば、腰に負担が減らせるベルトに変えるとか、トイレ休憩の時くらいは腰のストレッチをするとか、少しでも良くなる方向のことができます。

 

もっと本気で治したいと思うならば、長い休暇を取って、徹底的に腰痛治療に励むとか、場合によっては、部署の異動を願い出るということも考えても良いのかもしれません。

 

それは人それぞれです。

 

まとめ

モグラ叩きのように辛いのを一回一回取り除くという選択、

改善に向けて意識を持って行くという選択。

 

どちらが良い、どちらが悪いというのは、ありません。

どう生きたいか?というのによります。

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