私が中学生の時に突然死した父、必死に働いた母のこと。最終話。

私が中学生の時に突然死した父、必死に働いた母のこと。その1

私が中学生の時に突然死した父、必死に働いた母のこと。その2

「私が中学生の時に突然死した父、必死に働いた母のこと。その1」、「私が中学生の時に突然死した父、必死に働いた母のこと。その2」の続きです。

たくさん働いていた母

ある日、高校の家庭科で「女性の暮らし」というような授業があり、宿題で「自分の母親の一日の生活を円グラフにしてくること」というのが出されました。

円形のグラフに朝6時~夜11時まで「仕事」と書き、夜11時~朝6時まで「就寝」と書きました。

本当にそうだったから。

先生からコメント付きで宿題が返されました。

「お母さんは働き者ですね。睡眠時間を十分取っているから頑張って働けるのでしょう」と書いてありました。

時々「寝ずに働く」という言葉を聞くけれど、うちの母の場合、寝る以外は働いていました。

 

私の卒業式を忘れてしまっていた!

母は私の高校の卒業式の日を忘れてしまっていました。

仕事で忙しかったのです。
忘れてしまうくらいのどうでもいい予定なのかと思っていたら、後で非常に残念がっていました。

大学の入学式は一緒に行くことになりました。
母は隣りで泣いていました。

周りの付き添いの親御さんで泣いている人なんていなかったので、
「なんで入学式で泣くの?」とコソッと聞いてみたら、
「卒業式行き忘れたから、その時の分」と言っていました。

子供の人生の節目は嬉しいというのが勿論あったと思います。

そして、自分の頑張りを噛み締めることができる数少ない日でもあったのでしょう。

 

まとめ

そんな母ではありますが、現在は経営を兄にバトンタッチし「どうしても!」というお客さんだけ受け持って、割とのびのび暮らしています。

私と違って、弱音は吐きません。

弱音の吐き方を知らないのかもしれないし、”弱音”という言葉が母の辞書から修正ペンで消されているのかもしれません。

スゴイなと常々、感心しますが、私は父親似なので、今後も弱音は吐くことでしょう。

母の真似はできません。

 

☆☆☆

 

ここまで読んで頂きありがとうございました^^

 

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