銀座のビアホールのキッチンバイト…ハタチの苦い思い出

挨拶って大事!

大学三年生の頃に銀座のビアレストランの厨房でアルバイトをしていました。

 

若い当時、『接客は怖い』という意識があったので、調理場ならばお客さんに直接会うこともないだろうと求人情報誌を頼りにビアレストランの厨房の仕事を見つけました。

 

面接はとても穏和そうな副料理長がしてくださり、即決で決まりました。

 

「今度、僕から料理長にヒラタさんを紹介してあげるからね」と笑顔で言われました。

 

しかし、その副料理長は一週間後に退社することが決まっていたようで、新人バイトの私のことは頭からスルーしてしまっているようでした。

 

「いつ料理長に紹介してくれるのだろう? いつ? いつ? いつ?」と思っている間に、二日経ち、三日経ち、一週間経ち…。

 

副料理長は調理場を去って行きました。

 

結局、最初のご挨拶のチャンスを逃し、そのままアルバイトをすることとなり、料理長ときちんと話すキッカケを失ったまま、なんとなくぎこちない日々が続きました。

 

バイト仲間は良い人ばかりだし、何かを作るという仕事は楽しい、銀座の華やかな雰囲気も嫌いではありませんでした。

 

また、当時の銀座には、中国人労働者たちもたくさんいました。

彼ら、彼女らは、週七日、十三時間労働でニコニコ働いて、地元中国にたくさん仕送りをしているようでした。

慣れない日本語で中国人の厨房スタッフに

「アナタの作るサラダ、一番キレイ」

と言われ嬉しかったことは今でも忘れられません。

 

銀座という土地柄かモデルや歌手志望の子もいて、

スタッフ同士の会話も刺激的でとても面白かったです。

 

料理長とは結局…

そして、数か月の時が流れ…、もう少し居れば料理長とも話せるようになるだろう、少しは接触も取れるだろう…と思い、半年ほど居てみたのですが、若き日の気の小ささから一言も話しかけることができず、その気まずさから職場を去ることになりました。

 

その後、いくつか職場を渡り歩いたのですが、あの時の銀座の厨房のことがとても良い教訓となり、どの職場に行っても、必ず初日にはどの人がこの職場の一番の長なのか、誰がどういう立場なのかを聞き、必ず深く頭を下げ、

「未熟者ではありますが、よろしくお願い致します」

と挨拶をして回るようになりました。

 

こういうのって大事だ!ってすごく思いました。

 

まとめ

たった一言の挨拶が後々を大きく左右します。

書いてみると当たり前過ぎて、なんて平凡なことなんだろうと思いますがね…。

しかしながら、料理長には良い勉強をさせて頂いたと今となっては思っています。

ダブルハタチオーバーとなった今ならば、料理長にきちんと挨拶ができる自信がありますよ!

 

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